進路室から
JA Future Skillsに参加しました
 

 3月 29 日金曜日に、2年次の生徒9名が東京の チューリッヒ保険会社に伺い、
公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本主催のJA Future Skillsに参加しました。 

 事前に提出したアピールカードをもとに、社員さんと生徒一対一で対話を行いました。社員さんからの質問に答えながら、生徒は自分自身のアピールポイントについて改めて考えました。(アピールカード・フィードバック) 

アピールカード・フィードバックの様子→

 

 オフィス・ツアーのあと、アピールカード・フィードバックの内容をもとに模擬面接を行いました。1回、2回と回数を重ねて、自分の良さを相手に伝えていくために必要なことはなんなのか考えました。

 

 

模擬面接の様子→

  

 最後は質問タイム。社員さんが働く理由やこの仕事を選んだ理由から生徒の悩み相談まで、さまざまなことについて時間いっぱいお話しました。

 

 プログラムに参加した生徒は「自分自身が気づいていなかった長所を発見できた」「心に余裕ができた」「自信がついた」と語っていました。 

 企画・運営をしてくださった ジュニア・アチーブメント日本のご担当者様、
チューリッヒ保険会社のボランティア社員の皆様、あ りがとうございました。

◆キャリアサポート通信 001◆

新たにキャリアサポート部がスタートしました
 
 みなさんこんにちは。キャリアサポート部長の菅井です。
 
 今年度より、今までの進路指導部は看板をかけ替え、キャリアサポート部となりました。キャリアはcarrier(運ぶ人・運搬車・保菌者)の方ではなく、career(経歴・職業・成功)です。辞書で調べると、careerの語源はラテン語のcarrus(馬車が通ったあとに残る轍・車道)の意です。まさにキャリアとは人が歩んできた道のりについた足跡、痕跡そのものなのです。
 でも、私たちがキャリアという言葉を使うときには、過去についてのことだけではないですよね。「自分のキャリアを考える」と使うときに、考えているのは「いま・ここ」だし、考えている中身は「まだ見ぬ未来」だったりします。中高生のみなさんにとって、キャリアを考えるというのは、まさに「いま・ここ」で「まだ見ぬ未来」をあれこれ思い描くことなのです。
 
 私たちキャリアサポート部の仕事は、そんなみなさん一人ひとり違うまだ見ぬ未来の夢に寄り添い、その実現に向けて助力(サポート)をすることです。
 当然ながら、出口部分の高校3年次生に対する進学指導、進路指導は今まで以上に手厚く行います。それに加えて、中1生~高2生に対して、職業観を醸成すること、様々な世界を知ること、起業家精神を養うことなどを目的とした、本校独自で行う外部プログラムを用意していきます。
 
 キャリアを考える際に、いちばん重要なことはチャレンジすることです。キャリアとは成功した結果のみを指すのではなく、何かにチャレンジして物事を行ったそのプロセスそのものも指すからです。
 先日の始業式でスティーブ・ジョブズ「点と点をつなげる」話をしました。中退した大学で興味の赴くままに没頭して学んだカリグラフィーが、後のMacintoshの美しいフォントを生み出した話でした。ジョブズはそのスピーチのなかでこんなことを言っています。
 
「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。」
 
 私たちの仕事は、何か没頭できること、チャレンジする価値のあるものを見つけ出した皆さんにとって、安心して失敗できる環境を作り、そんな安全な状態を学校に保っておくことです。
 失敗を恐れてはいけません。華々しい成功にしか見えない素晴らしいキャリアの影には、その何十倍のたくさんの失敗が隠れているのです。
 Stay Hungry. Stay Foolish.
  (2022-04-15)