太田一高の進学重視型単位制で「自分にあった学び」を追求しよう

 

本校の目指す単位制

・生徒の進路希望に応じた多様な教育課程を編成し,個に応じた授業展開を目指します。

・学校独自の科目・講座及び特色ある行事を設定し,魅力あふれる学校を目指します。

 

単位制QA

Q1

 単位制と学年制とはどのような点が違うのですか?

 学年制の高校では,各学年ごとに学習する科目があらかじめ決められており,生徒はその科目を学習し,決められた単位数を修得したときに進級の認定を受けて,次の学年に進級します。
 単位制では,生徒は幅広い選択科目の中から,自分の興味・関心,進路希望などに応じて科目を選択して学習し,3年間で一定の単位を修得すれば卒業できます。

 

Q2

 「単位」って何でしょうか?

 高校では,学習の量をはかるのに「単位」という言葉をつかいます。週1回の授業を1年間受けると1単位になります。 例えば「英語Ⅰ」は,週に4回授業がありますから1年間で4単位となります。

 

Q3

 全日制普通科単位制のメリットは何ですか?

 普通科単位制では,学年制の普通科に比べ,選択科目をはるかに多く設定することが可能です。そのため,多様化している生徒の進路希望に柔軟に,しかもきめ細かく対応することができ,生徒は,自分で立てた3年間の学習計画に基づき,自分の時間割を作成することが可能です。
 少人数編成授業,習熟度別授業など多様な形態の授業の中から,自分の興味・関心,進路希望などに最も適した教科・科目を選択することができます。そうすることで,自分の個性をより伸ばしたり,進路希望を達成しやすくなるなどのメリットがあります。

 

Q4

 太田一高の単位制の特長は何ですか?

 「進学重視の単位制」ということです。本校に入学してくる生徒のほとんどが,本校卒業後は上級学校へ進学したいという希望を持っています。そこで本校では,生徒の進路目標に応じて学習科目を積み上げることができる単位制のメリットを生かし,希望の国公立大学や私立大学への進学に効果的な多彩な選択科目を提供します。
 さらに,学習の基盤となる国語,数学,英語の授業時数を,標準単位時数よりそれぞれ多く設定しています。また,小集団による授業編成も実現しています。

 

Q5

 時間割はどうなるのですか?

 生徒一人一人が自分の進路希望を実現するため,最適な科目を組み合わせて作成します。
 国公立文系,国公立理系,私立文系,私立理系,看護医療系,公務員・就職希望に適切に対応できる時間割のモデルを用意します。それらのモデルを参考にして,生徒はそれぞれの進路希望を実現するために,学習計画を主体的に作成することができます。
 科目選択については,入学時点からガイダンスを生徒一人ひとりにきめ細かく実施し,担任や進路指導部を中心に卒業するまでていねいな進路実現のための支援体制を提供します。

 

Q6

 選択できる科目はそんなに多いのですか?

 中学校と違って,高校のそれぞれの教科にはたくさんの科目が設けられています。その中にはすべての高校 生が必ず学習しなければならない「必履修科目」と,自分の進路や適性.興味・関心によって選択して学習す る「選択履修科目」があります。単位制普通科では選択履修する教科・科目を現行の普通科よりもはるかに多 く用意し.生徒のみなさんの多様な進路等によりきめ細かく対応できるようにしています。
 選択履修科目の中には学校独自の科目(これを「学校設定科目」といいます)も設け,より幅広い科目選択ができるようにしています。

 

Q7

 1年生から選択科目が多いのですか?

 1年次には基礎基本である必履修科目を重点的に学習し,2年次以降は用意された沢山の教科・科目の中から進路,適性,興味・関心に応じて選択して学習することになります。
 1年次は全員が同じ内容を学習することになりますので.クラス単位の学習が基本になりますが,2年次以降は選択科目の違いからクラス毎の学習は少なくなります。
 2年次以降の科目の選択については1年次に生徒の皆さんの将来の進路等についての指導やガイダンスを行いながらみなさんの将来の人生設計において自己実現が図れるようアドバイスを行っていきます。
 その際の科目選択の目安として,2年次では「人文社会学類型」「自然科学類型」の2つの類型,3年次では「国立文系型」「国立理系型」「私立理系型」などの6パターンの選択モデルを示し,これを参考にして自分の時間割を自分で作ることになります。迷ったり困ったりしたときにはクラス担任やカリキュラム担当の先生に相談することができるようになっています。

 

Q8

 単位制では学年やクラス,行事はどうなるのですか?

 学年の呼び方は少し変わりますが,ほとんど変わりません。
 単位制は学年の枠を取り払うという考え方から,今の学年という概念はなくなるのではないかと思われるかもしれませんが,学習集団としての学年の概念は教育上大切なものであると考えますので,1学年,2学年等の言い方に換えて,単位制では1年次,2年次,3年次と呼び,学校行事や各種活動の基本的な活動単位とします。
 また学級(ホームルーム)についても現行のとおりで,学級担任が決まり,SHR,LHRなどの学級活動そして各種の学校行事,例えば体育大会や文化祭(本校では青龍祭)への参加などクラス単位の活動は今までどおりです。

 

Q9

 茨城県には進学重視型単位制(全日制)高校は何校あるのですか?

 

    県内の導入校は以下の6校です。 [年度]

    日立一[H16] 太田一[H15] 水戸一[H17]
    鉾田一[H19] 牛久栄進[H10] 水海道一[H16]

 

以下は、茨城県教育委員会より抜粋したものです。

進学重視型単位制(全日制)
(1)ねらい
○ 大学進学者の多い全日制普通科の高校に,進学先の特徴に応じて実績を一層向上させることを目的として,少人数展開とともに探究的・発展的な学習の推進を図るために導入

○ 単位制高校の特色:個性を最大限に伸長させるため,選択幅をできる限り拡大

・ 多様な科目の開設:自分の興味,関心等に応じた科目を選択し学習できること
・ 学年の区分にとらわれない教育課程の弾力的運用:自分のペースで学習に取り組めること
・ 卒業認定の弾力化:既修単位を卒業認定必要単位数に加算,学期毎の入学・卒業も可能